全国的に介護事業所の数が増えていることや、介護サービスのニーズが高まっていることもあり、介護職員は全国的に転職しやすい立場にあります。そうした中、転職をしてから無理なく働き続けるには、休日数に目を向けて職場の候補を探し始めるのがポイントです。
例えば、介護付有料老人ホームやグループホーム、特別養護老人ホームなどの入居施設は、職員の配置にゆとりが無いところが多く、連日で長時間の勤務を任されることもあります。また、早朝や夜間など日によって勤務時間が大きく異なるため、同じ現場で長く働きたい人はできるだけ生活リズムが乱れないよう体調管理に注意をすることが大切です。転職者を歓迎している介護事業所の中には、介護職員の年間の休日の日数を増やしたり、子育て中の人が土日祝日に優先的に休みが取れる制度を導入したりしているところが少なくありません。
そのため、休日にこだわって勤務先を決めるうえで、早いうちから関心がある介護事業所の求人票をチェックして、休みがとりやすいところを見極めることが肝心です。一般的に、毎月の休日の日数が多く、スタッフの離職率が低い介護施設については、転職活動中の多くの人から人気が出やすいため余裕を持って面接に向けて対策を立てましょう。年間休日でいうと、120日以上あればゆとりを持って休めるということになります。なお、長く介護現場に勤めたことがある人が転職をする場合は、転職後に重要なポジションを任されることもあるため、ハードワークにならないように気を付けることが大事です。